麹菌発酵大豆イソフラボンの健康力について

麹菌発酵大豆イソフラボンの健康力について

麹菌発酵大豆イソフラボンは、様々な研究機関との共同研究を通して、その健康増進また、美容への効果性が研究をされて来ました。

その中には、アメリカのハーバード大学との共同研究も含みます。

今回は、麹菌発酵大豆イソフラボンや大豆イソフラボンの研究の一部をご紹介します。

◆更年期症状の代表的症状を緩和

約10年にもおよぶ更年期、女性ホルモンの「エストロゲン」の急激な減少によって心身両方に特有の不調が現れます。

例えば、「顔がほてる」「汗をかきやすい」「腰や手足が冷えやすい」「くよくよしたり、憂うつになる」「疲れやすい」など。

その①
「植物性エストロゲン」とも呼ばれる大豆イソフラボンの臨床試験では、更年期指数がホルモン補充療法とほぼ同等に改善されたケースも認められています。*1

その②
突然顔がほてって汗が出るホットフラッシュの症状において、アメリカの研究で麹菌発酵大豆イソフラボンを12週間摂取したところ、ホットフラッシュの症状の頻度や程度が緩和したという報告もあります。出典2

その③
エストロゲンを司る脳の視床下部は交感神経と副交感神経を切り替える場所でもありますが、切り替えがうまくいかないと緊張状態が続き、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりもします。そこで、アグリコン型のイソフラボンを摂取して8週間後に不眠スコアが改善したというデータもあります。出典3



 ◆健康と美肌に働き、アンチエイジング

 その①
身体の副腎で作られる「DHEA-s」というホルモンがあります。DHEA-sは、若返りホルモンやアンチエイジングホルモンと呼ばれ、肌や筋肉、骨の健康、体脂肪をつきにくく、免疫力アップを担っています。加齢と共に減少をしますが、イソフラボンには、DHEA-sを増やす働きが認められています。

麹菌発酵大豆イソフラボンを1日40mg、3か月間摂取したところ、DHEA-sの血中濃度が3倍に増えることが確認されました。出典4

その②
イソフラボンには、美肌効果があり、コラーゲンやヒアルロン酸の産生を促進します。更にイソフラボンの持つ抗酸化作用によって、コラーゲンの酸化・分解を抑制します。

閉経後の女性を対象とした臨床試験にて、麹菌発酵大豆イソフラボンを6週間摂取したところ、メラニン量とシワの本数の改善が認められました。出典5



◆冷えと血流を改善し、妊活をサポート

その①
身体の冷えで悩まれる女性は多くいらっしゃいますが、その原因の一つが血の巡りが悪いことだと考えられています。

麹菌発酵大豆イソフラボンには、血小板の凝縮を抑制する働きが認められており、アグリコン型イソフラボンを摂取すると血液がサラサラになる効果があります。出典6

この血流改善こそが、不妊対策の基本となります。妊娠しやすい身体を作るには、ホルモンバランスを整えるほか、抗酸化作用の高いものを摂取したり、血流をよくして冷えを改善することが大切です。

その②
着床には、いくつかのサイトカイン(細胞間情報物質)が必要となり、代表的なものはLIFとTGF-βになります。子宮内膜細胞に麹菌発酵大豆イソフラボンを添加したところ、LIFが12倍、TGF-βは5倍に増加し、更に受精卵が着床するときに接着剤のような働きをするグリコデリンタンパク質も増加したことが研究で報告されています。出典7



【まとめ】

麹菌発酵大豆イソフラボン、また大豆イソフラボンには、更年期症状の緩和や改善に限らず、美肌やアンチエイジング、更には冷えや血流を改善し、妊活をサポートする効果まで研究で確認がされています。

ぜひこのような健康や美肌の効果が期待できる、大豆イソフラボンを含んだ大豆製品を積極的に食べていきましょう。

お味噌、納豆、豆腐、醤油、豆乳など日本で昔から愛される食材で健康に美しくなっていきましょう。

美と健康。今日から腸から。頑張っていきましょう!

2023年9月30日
作成者:FLORA ME 滝口

出典1:日本女性医学学会雑誌(2012)
出典2:麹菌発酵大豆イソフラボンの秘密(書籍)
出典3:日本産婦人科学会 神奈川地方部会 会誌(2005)
出典4:日本産婦人科学会 神奈川地方部会 会誌(2005)
出典5:健康・栄養食品研究(2009)
出典6:麹菌発酵大豆イソフラボンの秘密(書籍)
出典7:Journal of Endocrinology(2008)

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