【日本人に長く愛されている大豆】
日本では以前から大豆を納豆や味噌、豆腐や醤油と様々な形にして食べて来ました。日本人にとって大豆はとても身近な食材です。
大豆には、良質はタンパク質が豊富に含まれています。それに加えてビタミンやミネラル、また食物繊維や脂質も含まれています。
日本人は、昔から大豆が栄養バランスの優れた食材であるということを知っているからこそ、中心的な食材として様々な料理に活用をしてきました。
【女性に嬉しい大豆イソフラボン】
大豆イソフラボンは、大豆胚芽(芽になる部分)に含まれる成分になり、大豆100gに対して僅か約200mg(全体の0.2%)しかとれない、貴重な成分になります。
大豆イソフラボンは、抗酸化作用や抗菌作用といった機能が高い成分になり、生活習慣病の予防やその改善に注目をされています。
例えば、脂肪の蓄積を抑えたり、血中コレステロールを低下させるという報告があります。
それ以外にも女性に嬉しい効果として、「美肌」「更年期障害を予防・改善」という効果も期待されています。
【女性ホルモンに似た働きをする】
女性において、閉経の前後10年間は更年期と呼ばれ、更年期にさしかかると女性ホルモンの「エストロゲン」が減少してきます。
大豆イソフラボンは、女性ホルモンである「エストロゲン」に似た働きをすることから、女性ホルモンが減少してくる更年期において、その症状を緩和することが報告されています。
またエストロゲンに似た作用をすることから、肌の細胞内のコラーゲンの体内生成を促し、シワやタルミの予防にも繋がります。
更に、イソフラボンはポリフェノールの一種であり、強力な抗酸化作用があります。
【大豆イソフラボンの摂取量】
大豆イソフラボンは、普段の食事や健康食品から上手に摂っていくことが大切です。
近年、食の欧米化により大豆を食べる機会が減ってきており、1日の摂取目安量を下まわっていることが考えられます。
大豆イソフラボンの1日の摂取目安量は、70~75mg/日となっており、納豆1パック弱ほど、豆腐だと1/2丁弱ほどが目安になります。
これぐらいの量ですと、食事から摂取していくことも難しくはないですね。普段、自炊の機会が少ない方は、食事での大豆摂取に加えて、健康食品などを上手に活用しながら、補っていきましょう。
【まとめ】
大豆は、日本食において納豆や味噌、醤油など様々な食材に使用されてきました。
生活習慣病の予防や改善に加え、更年期障害の予防や改善、更に美肌効果といったことまで期待がされています。
ただ、近年、食の欧米化により、大豆と大豆イソフラボンの摂取が減少しています。
ぜひこれからは、健康や美容のためにも、食事や健康食品を通して、大豆や大豆イソフラボンを摂取していきましょう。
美と健康。今日から、腸から。頑張っていきましょう。
2023年9月18日
フローラミー担当 滝口